2020年読んだ本、今現在のもの

2020年読んだ本

・あえてレールから外れる逆転の仕事論/堀江貴文

仕事は楽しいかね?/デイルドーテン

コカコーラやジーンズ発明の歴史から、発明は偶然の産物で、偶然を産み出すには挑戦し続ける行動力こそが重要。

・世界の仕組みを物理学で知る/松原隆彦

空が青い、夕日が赤い、雲が落ちてこない理由など当たり前に認識している現象の原理を知れた。

・有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む/ドリヤス工場

フランツカフカの変身が特に印象に残った。

自分は他者を通して(扱いや評価など)自分を認識せざるを得ないことを実感させられた。

主人公は毒虫になり、家族からの扱われ方が以前と大きく変化したことで、自分は人間だと思っていたが人間ではないことを認識した。

社会の中で(他者と)生きる以上、自分の存在は自分で決定できるものではなく、他者によって決定付けられることを表現している作品だと思った。アイデンティティは他者、社会によって確立されるってことを象徴している。

個人的には、社会で生きる以上、人の評価は無視できないんだと感じ、虚しい気持ちになった。自己と社会で相違なくアイデンティティを確立(生きやすい社会に)するには、自分に対する相手の印象操作能力を向上させることが重要で、手っ取り早い方法だと考えた。

 


・読み途中。パパに日本史を学び直してて、信長が1番好きで、戦国時代が面白いと話したら貸してくれた本。パパも歴史好きだからね。

異説本能寺 信長殺すべし/岩崎正吾

井沢元彦の"逆説の日本史"って本も勧められたんだっけな。通常の歴史研究者は史料から歴史を導くんだけど、この人は史料をあてにしない。

アントニーの法則って命名した、「良いことはすぐに忘れ去られ、悪いことはずっと語り継がれる」っていうシェイクスピアの理論から、

史料の情報で一概に判断することは本当に真実か?って提唱してる。都合の悪い手紙とかは残らないと思うしね。

現代人は当たり前に歴史を直接体験できないから、史料や語り継がれた情報から最もらしい真実の流れを導き出した。これが歴史である。

 

 

光秀が快川和尚に宛てた手紙を山本道助が持ち出したとあるが、光秀は疑い深い信長に仕えている以上、手紙という証拠の残るものを使用するだろうか。使うとしても証拠の残らないように何か工作するだろう。

光秀は寺の僧侶を謀報活動に使って信長に貢献して出世したのであれば、信長は前々から光秀が僧侶と繋がっていることに気付いていたのでは?いずれは捨てるつもりだった?

これからクライマックス読むのが楽しみ。